書道の正しい墨の磨り方は?

● 書道の正しい墨の磨り方は?

 

こんにちは、オンライン&山形発出張書道教室の佐藤です。

書き初めをする時に、

今年は、磨った墨で書いてみたい!

と思う事、ありませんか。

でも、実際に磨ってみると、思ったように濃く磨れない、、、という事も、あるのですよね。

習字で、硯を使った墨の磨り方には、注意点があります。

これを知っていると、墨汁では出せない、綺麗な発色の墨を磨る事ができますよ。

 

 

・正しい墨の磨り方

墨を磨る時には、

硯に2~3滴の水を出しましょう。この時、海(深い方)ではなく、丘(陸)の上に出してくださいね。

水は、少しずつ出すのも、ポイントです。

 

 

墨を硯の上に置き、磨っていきます。「の」の字を書くように、ゆっくり、動かしましょう。

角度よりなにより、墨を磨るうえで大切なのは、力を入れずに、磨る事、です。

 

 

磨っていると、少しねばりが出てきます。光に当てると、油っぽい感じも、見えてくるでしょう。

このような状態になったら、濃くなった状態と思ってOKです。

 

 

黒くなった墨は、海の方に、落とします。

それを繰り返しながら、墨の量を増やしていきましょう。

 

 

・市販の安い固形墨でも、濃く磨れる?高い方が良いの?

高いから濃く磨れるとか、早く磨れる、という事は、ありません。

固形墨は、お手頃価格の物でも、黒く磨れる墨は、ちゃんと、黒くなります。

例えば、呉竹の「香蘭」などは、私が小学生の頃からずっと売られています。私の周りでは、結構使っている人も、多かったですね。

これは、黒くもなりますし、はじめて固形墨を使う方や、小中学生には、おすすめですね。

 

 

・黒くならない時にはどうしたら良いの?

何分磨っても黒くならない!という事も、あるかと思います。

そんな時には、、、

1,プラスチックや樹脂製の硯で磨っていないか?

を、まずは、確認してください。墨を磨る場合には、石の硯でないと、しっかり磨れません。

最近の書道セットに入っている硯は、樹脂製の物が多い印象です。

墨を磨る時には、本石製の硯で、磨りましょう。

 

 

また、石の硯なのに上手く磨れない、という場合には

2,いつも墨汁を入れている硯で、磨っていないか?

を確認しましょう。普段、墨汁を使っていて、洗っていない(お手入れしていない)硯で磨ると、濃くならない事があります。

 

 

他にも

3,濃くならない墨を、使っていないか

も、結構大事です。

保存状態の悪い墨や、海外製の墨は、何時間磨っても、濃くならない事があります。

 

試し書きをしてみて、黒くなっていないと感じた時は、磨る時間を長くしてみて下さい。

それでも黒くならない場合は、硯か、墨を変えて、作り直す方が良いかもしれません。

ご参考まで。

 

 

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